こちらは東日本大震災復興支援・チャリティ小説同人誌『文芸あねもね』公式ブログです。
最新情報や執筆者&内容紹介など随時更新しています。
「女による女のためのR-18文学賞」過去受賞者(+α)で
「少しでも東日本大震災被災者の力になれれば」と話し合った結果、同人誌をつくることになりました。
2011年7月15日より2012年2月24日まで、電子書籍サイト・パブーにて電子書籍版を販売、
その後紙の書籍として新潮文庫に入る運びとなりました。
現在、朗読プロジェクト「文芸あねもねR」も進行中!
【執筆者一覧】
彩瀬まる・豊島ミホ・蛭田亜紗子・三日月拓・南綾子・宮木あや子
山内マリコ・山本文緒・柚木麻子・吉川トリコ(五十音順/敬称略)
■イラストレーション/さやか ■デザイン/山口由美子
※参加者の詳細は「プロフィール欄」をお読みください。
※この企画の成り立ちについては「はじめに」をお読みください。
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『美澄の小部屋』vol.2にあねもねメンバーが出ます!
2014.02.15 Saturday | category:イベント情報
R-18文学賞の出世頭である窪美澄さん(最新刊『よるのふくらみ』が新潮社より今月21日に発売予定!)が下北沢のB&Bという本屋さんで不定期連続開催しているトークイベントに、あねもねチームが参加することになりました。出演者は山本文緒先生、吉川トリコさん、わたくし蛭田です。
B&BはBOOK&BEERの略とのこと。ビールを片手に本を選べる書店、というのがコンセプトらしいです。面白げなイベントをちょくちょくやっている、最近なにかと話題のお店です。
イベントは3月8日の19:00から。チケット代は通常料金の1500円にプラスして、復興支援の寄付金(日本赤十字社に寄付予定です)として300円いただいております。チャリティイベントだということをご理解いただけますと助かります(あっ、それとワンドリンク制です)。土曜の夜ですし、ご興味のあるかたはぜひお越しいただけると嬉しいです。詳細の確認やご予約は、こちらよりどうぞ。
イベント告知に便乗するかたちになってしまいますが、あねもねメンバーの新刊が溜まっているので、まとめてご紹介したいと思います。
『骨を彩る』彩瀬まる(幻冬舎)
イチョウの鮮やかな黄色が眼を惹くこの本は、短篇連作集です。イチョウの季節はとっくに終わってしまいましたが、カバーを外すといまの時期にぴったりな景色があらわれますので、ぜひ手にとってお確かめください。
こころの襞を一枚一枚描写していくような真摯で細やかな小説が紡ぐのは、年齢や性別の異なる五人の、ささやかな喪失の物語。私は四番めにおさめられている「ハライソ」が、独り占めしたいぐらいにとても好きです。
『アズミ・ハルコは行方不明』山内マリコ(幻冬舎)
デビュー単行本『ここは退屈迎えに来て』で一躍人気者となった山内さんの二作めの本は、初の長篇小説。街で囁かれる少女ギャング団の噂、いつもだれかにもたれかかっていたいキャバ嬢、地方都市でゆるやかに窒息しそうな若者たち、アートに突破口を見いだす男の子――。賑やかでポップなエピソードがめまぐるしくカラフルに交錯していきます。すべての女の子や元女の子の背にやさしく触れて力強く押してくれる、ハイパーガールズ小説です!
『その手をにぎりたい』柚木麻子(小学館)
『あまからカルテット』や『ランチのアッコちゃん』に続く柚木さんの食べもの小説、今回のモチーフは銀座の高級鮨。お鮨の描写はおいしそうというレベルを飛び越えて、官能的でぞくぞくします!
バブル期という狂乱の時代に揉まれて変わっていくひとりの女性の十年間、そしてもどかしい片想いのゆくえを追う物語でもあります。いままでの柚木さんの小説のなかで、たぶんいちばんビター&アダルトな作品です。
『密やかな口づけ』アンソロジー(幻冬舎文庫)
女性向け官能アンソロジーです。あねもねメンバーから吉川トリコ、宮木あや子、南綾子の三名が参加しています。チョコレートボックスのようにさまざま味わいをつまみ食いできるのは、アンソロジーならでは!
というわけで、イベントとあねもねメンバーの新刊を、どうぞよろしくお願いします。3月8日にお会いできますように!
(文責・蛭田亜紗子)
B&BはBOOK&BEERの略とのこと。ビールを片手に本を選べる書店、というのがコンセプトらしいです。面白げなイベントをちょくちょくやっている、最近なにかと話題のお店です。
イベントは3月8日の19:00から。チケット代は通常料金の1500円にプラスして、復興支援の寄付金(日本赤十字社に寄付予定です)として300円いただいております。チャリティイベントだということをご理解いただけますと助かります(あっ、それとワンドリンク制です)。土曜の夜ですし、ご興味のあるかたはぜひお越しいただけると嬉しいです。詳細の確認やご予約は、こちらよりどうぞ。
イベント告知に便乗するかたちになってしまいますが、あねもねメンバーの新刊が溜まっているので、まとめてご紹介したいと思います。
『骨を彩る』彩瀬まる(幻冬舎)
イチョウの鮮やかな黄色が眼を惹くこの本は、短篇連作集です。イチョウの季節はとっくに終わってしまいましたが、カバーを外すといまの時期にぴったりな景色があらわれますので、ぜひ手にとってお確かめください。
こころの襞を一枚一枚描写していくような真摯で細やかな小説が紡ぐのは、年齢や性別の異なる五人の、ささやかな喪失の物語。私は四番めにおさめられている「ハライソ」が、独り占めしたいぐらいにとても好きです。
『アズミ・ハルコは行方不明』山内マリコ(幻冬舎)
デビュー単行本『ここは退屈迎えに来て』で一躍人気者となった山内さんの二作めの本は、初の長篇小説。街で囁かれる少女ギャング団の噂、いつもだれかにもたれかかっていたいキャバ嬢、地方都市でゆるやかに窒息しそうな若者たち、アートに突破口を見いだす男の子――。賑やかでポップなエピソードがめまぐるしくカラフルに交錯していきます。すべての女の子や元女の子の背にやさしく触れて力強く押してくれる、ハイパーガールズ小説です!
『その手をにぎりたい』柚木麻子(小学館)
『あまからカルテット』や『ランチのアッコちゃん』に続く柚木さんの食べもの小説、今回のモチーフは銀座の高級鮨。お鮨の描写はおいしそうというレベルを飛び越えて、官能的でぞくぞくします!
バブル期という狂乱の時代に揉まれて変わっていくひとりの女性の十年間、そしてもどかしい片想いのゆくえを追う物語でもあります。いままでの柚木さんの小説のなかで、たぶんいちばんビター&アダルトな作品です。
『密やかな口づけ』アンソロジー(幻冬舎文庫)
女性向け官能アンソロジーです。あねもねメンバーから吉川トリコ、宮木あや子、南綾子の三名が参加しています。チョコレートボックスのようにさまざま味わいをつまみ食いできるのは、アンソロジーならでは!
というわけで、イベントとあねもねメンバーの新刊を、どうぞよろしくお願いします。3月8日にお会いできますように!
(文責・蛭田亜紗子)