こちらは東日本大震災復興支援・チャリティ小説同人誌『文芸あねもね』公式ブログです。
最新情報や執筆者&内容紹介など随時更新しています。
「女による女のためのR-18文学賞」過去受賞者(+α)で
「少しでも東日本大震災被災者の力になれれば」と話し合った結果、同人誌をつくることになりました。
2011年7月15日より2012年2月24日まで、電子書籍サイト・パブーにて電子書籍版を販売、
その後紙の書籍として新潮文庫に入る運びとなりました。
現在、朗読プロジェクト「文芸あねもねR」も進行中!
【執筆者一覧】
彩瀬まる・豊島ミホ・蛭田亜紗子・三日月拓・南綾子・宮木あや子
山内マリコ・山本文緒・柚木麻子・吉川トリコ(五十音順/敬称略)
■イラストレーション/さやか ■デザイン/山口由美子
※参加者の詳細は「プロフィール欄」をお読みください。
※この企画の成り立ちについては「はじめに」をお読みください。
寄付のご報告(その1)
2012.04.27 Friday | category:寄付額のご報告
新潮文庫版『文芸あねもね』が発売されて2ヶ月が経ちました。
電子版とあわせて、ご購入下さったみなさまのおかげで、
震災復興支援のための寄付金を、多く集めることができました。
以前の記事でも電子版の寄付額については言及していますが、
今日は紙の本の分と合わせまして、ここまでの寄付報告をさせていただきたいと思います
(ちょっとおカタい記事です! でもお金の話は大事ですよね)。
*
まずは以前報告したことの繰り返しを含んでしまいますが、
電子版『文芸あねもね』についてです。
これは、7月15日に「ブクログのパブー」さんの
東北地方太平洋沖地震チャリティ企画の1冊として販売を開始しました。
定価380円で、通常パブーさんの分になる販売手数料3割を含め
全額が寄付金となる、というふとっぱらな企画でした。
企画は1月31日販売分まで続けられ、
この期間に販売させていただいた電子版「あねもね」は、818冊になりました。
380円×818冊=310,840円を、みなさまから義援金としていただいたことになります。
この分は、パブーさんから同じ企画の他の本の分と合わせて、寄付されています
(ですので、私たちの元には寄付金の受領書などはありません)。
寄付の経過につきましては、こちらをご覧下さい。
また、チャリティ企画が終了した2月1日以降も、
電子版の「あねもね」は、文庫版の発売日である2月24日まで
引き続きパブーにて販売させていただきました。
この期間にお買い上げいただいた冊数は23です。
定価380円のうち、販売手数料である3割を引くと、
私たちが受け取る1冊当たりの印税は266円でした。
2月分の印税は、266円×23冊=6,118円です。
これは、チャリティ企画の期間の印税とは異なり、
いったん私たちの手元に渡ります。
先日受け取りまして、
日本文藝家協会の「東日本大震災被災者救援基金」に全額を寄付させていただきました。
こちらがその領収証になります。
(※住所等の個人情報を消すために画像を処理させていただいております、以下2枚の振込受付書も同じく)
日本文藝家協会、というのは、みなさん聞き慣れない名前であるかもしれませんが、
文筆家の職能団体のひとつで、決してうさんくさい機関ではありません(日頃からお世話になっております……)。
今回の基金は手数料などを引かず、「毎日奨学金」にお渡しして下さるとのことです。
1冊当たりの寄付額と寄付先が、1月末を境目に分かれてわかりづらくなってしまい、申し訳ありませんが、
以上が電子書籍版『文芸あねもね』にいただいた金額と、その寄付先のご報告になります。
電子版ではあわせて841部を販売し、
316,958円を、東日本大震災支援のための寄付金として納めさせていただきました。
証明……というほどでもないですが、電子版「あねもね」を下ろす直前のデータが上の画像です。
*
続いて、新潮文庫に関する寄付金のご報告です。
こちらは、著者印税分を、新潮社さんが一括で日本赤十字社さんへお渡しして下さいました。
(なにしろアンソロジーですので、10分割して執筆者の手元へ渡してもらい、
そこからまた10人分を集めて寄付、というのも手間がかかりますので……。)
消費税抜きの価格670円×初版部数20,000部=1,340,000円を、文庫印税として寄付しております。
領収証ではなく振込受付書のコピーですが、こちらご参照下さい。
また、3月に開催いたしました池袋リブロさんでの「文芸あねもね」トークイベントも、
一部寄付と告知させていただきましたが、
最終的に売上の3割を寄付いたしました。
1000円×44席×0.3=13,200円となっております。
こちらも上と同じく、新潮社さんから日本赤十字社さんへお渡ししていただきました。
(※FAXで頂戴したため、受付証の画像が粗くなっております。ご了承下さい。)
したがって、これまでに、
電子版と紙の本の印税、それにイベント収益の一部をあわせた
1,670,158円を、みなさまからの寄付金として、
被災地に繋がる窓口にお届けしたことになります。
本をお買い上げ下さったみなさま、イベントにお越し下さったみなさま、どうもありがとうございました!
あとはこのお金が、有用に使われるように願うばかりです。
執筆者・デザイナー・イラストレーター一同、そう願っております。
*
昨年4月24日にスタートしたこの「文芸あねもね」公式ブログですが、
このご報告をもちまして、いったん更新をお休みさせていただきます。
Twitterのあねもねアカウントは、本日23時頃をもちまして、閉鎖となります
(Twitterアカウントをフォローして下さったみなさま、広報にご協力下さったみなさま、
感想をお寄せくださったみなさま……今までありがとうございました!!
こちらからのDM、リプライなどもアカウント削除と同時に消えてしまいます旨、ご了承下さい)。
また、電子版の販売に利用したパブーのアカウントも、
今後利用する予定がないため、削除させていただきました
(読者登録して下さっていた方、申し訳ありません!)。
ですが、「あねもね」はここで終わりではありません。
『文芸あねもね』はこれからも、書店の新潮文庫の棚におさまっていますし、
まだまだ、これから、色んな方に読んでいただきたいとメンバーは考えています。
もちろんすでにお買い上げ下さった方にも、長く楽しんでいただけましたら幸いです。
ですから、今回は終わりのご挨拶のようなものはいたしません。
みなさま、これからも『文芸あねもね』をよろしくお願いいたします。
また、何か良いことをお知らせできますよう。
このブログが次回更新された時、その情報をTwitterでキャッチしたい! という方は
執筆者の誰かをフォローしてみて下さい(私を含め、Twitterユーザーでないメンバーもおりますが……)。
多分情報が流れてくると思います。
*
最後になってしまいましたが、ご紹介への御礼です。
連載コラム「気まぐれな本棚」の中で『文芸あねもね』に触れて下さいました。
また、24日のFMヨコハマ「books A to Z」のコーナーでは
アナウンサーの北村浩子さんが、
「ばばあのば」のストーリーダイジェスト込みで
こってりめの「あねもね」紹介をして下さいました。
どうもありがとうございました!
読んで下さるだけでも嬉しいのに、
こうして「あねもね」のことをご紹介いただけるのは大変幸いです。
ブログが休止になるため、今後はこのようにひとつひとつ
御礼を申し上げていくことができなくなってしまいますが、ご了承下さい
(もしなんらかの形でお知らせいただければ、みんなできゃっきゃ言って喜びます!!)。
それではみなさま、改めまして、『文芸あねもね』へのご協力、ありがとうございました。
(文責・豊島ミホ)