こちらは東日本大震災復興支援・チャリティ小説同人誌『文芸あねもね』公式ブログです。
最新情報や執筆者&内容紹介など随時更新しています。
「女による女のためのR-18文学賞」過去受賞者(+α)で
「少しでも東日本大震災被災者の力になれれば」と話し合った結果、同人誌をつくることになりました。
2011年7月15日より2012年2月24日まで、電子書籍サイト・パブーにて電子書籍版を販売、
その後紙の書籍として新潮文庫に入る運びとなりました。
現在、朗読プロジェクト「文芸あねもねR」も進行中!
【執筆者一覧】
彩瀬まる・豊島ミホ・蛭田亜紗子・三日月拓・南綾子・宮木あや子
山内マリコ・山本文緒・柚木麻子・吉川トリコ(五十音順/敬称略)
■イラストレーション/さやか ■デザイン/山口由美子
※参加者の詳細は「プロフィール欄」をお読みください。
※この企画の成り立ちについては「はじめに」をお読みください。
年が明けてもう一ヶ月、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日は大きなお知らせがございます。
『文芸あねもね』は2月28日ごろ、新潮文庫になって書店に並びます。
電子書籍、しかも出版社を通さない同人誌としては
異例の部数を売り上げた(らしい)『文芸あねもね』。
寄付額も30万円を超えました。お買い上げくださったみなさまのおかげです。
本当にありがとうございました。
更に多くのみなさまに読んでいただくため、紙の本にする決断をいたしました。
今後は、印税を寄付してゆくことになります。
『文芸あねもね』は有志の電子書籍同人誌で、企画、校正、編集、広報まで
全て、参加した作家とデザイナーとイラストレーターで行いました。
販売を開始した当時は出版社に頼る予定はありませんでした(頼るアテもなかった)。
しかしながら、この出版により、最初から紙の本を出したかっただけじゃないの、
と思われる方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。
生々しくなって申し訳ありませんが、お金の話をさせてください。
新潮文庫の初版部数は、最低二万に設定されています。
『文芸あねもね』の初版は最低ラインの二万部ですが、それでも
紙の本にすれば、定価の10%×二万円 を一気に寄付することができます。
どう頑張っても、今の電子書籍業界、しかも同人誌では達成できない金額です。
「お金を集めて寄付する」という目的で始まった『文芸あねもね』の意図を
みなさまにご理解いただければ幸いです。
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二週間ほど前から、販売サイトでは、ePubファイルの配布を始めております。
PDFはスマートフォンだと読みにくい、という声を多くいただいた結果、
こんなに遅くなってしまいましたが、PDF版に近いものを作ることができました。
既にPDF版を買ってくださった読者様は、無料で再ダウンロードが可能です。
詳細についてはひとつ下の記事をご覧ください。
新潮社との約束により、新潮文庫版の配本日(2月24日)には、
パブーの電子書籍『文芸あねもね』の販売を終了します。
パブー版は380円ですが、新潮文庫版は704円(予価)になります。
380円で販売できるのは2月24日の夕方くらいまでになりますので
まだお買い求めいただいていないお客様は、どうかお早めにご購入ください。
ただ、パブー様は昨日をもって寄付システムを終了されたため、
本日から2月24日までの寄付額は、一冊につき
380円×0.7(パブー販売手数料30%を除いた額)になります。
ご了承いただけますようよろしくお願い申し上げます。
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ひとりでも多くの方のお手元にこの本が届くことを心から願っています。
http://www.shinchosha.co.jp/book/136062/
(文責:宮木あや子)